子供の成長というのは著しいものがあるので、記録に残しておかなければすぐに忘れてしまいます。
特に、行事は一生に一度というものも多いので、しっかりとビデオカメラに収めています。そんな先日、子供の幼稚園が行われました。
大事な「晴れ舞台」なので、ご多分に漏れず動画を撮影しましたが、動画をそのまま無造作にハードディスクに保存するのは楽ではあるものの、あとで見返す時に非常に不便です。
また、遠方に住んでいる両親は式に出席できないので、変わりに動画を送ってあげる必要があるものの、そのまま10個以上の大容量ファイルを送りつけるわけにもいきません。
となると、動画の主要な部分だけを切り出し、かつ分かりやすいようにまとめて1つのファイルにする,いわゆる「動画編集」が必要となります。
これまで、動画の編集はMacで行っていましたが、現在はiPad Proのみで編集作業を行っています。
今回は子供の卒園式動画を例に、動画撮影から編集までの工程および、なぜiPadを使うのかという点について書きました。
動画撮影
動画撮影には、Sonyの「HDR-CX560」を使用しています。

動画撮影にはSony HDR-CX560を使用
7年前に購入したものなので、すでに生産終了になっていますが、未だに現役で使用しています。※参考:後継機種は「HDR-CX680」になります
ソニー SONY ビデオカメラ Handycam 光学30倍 内蔵メモリー64GB ブロンズブラウンHDR-CX680 TI
なお、撮影時の手ブレは見る側にとって非常にストレスなので、可能な限り三脚を用いて撮影するようにしています。
動画をMacに取り込む

MOVファイルは直接インストール不可
Sonyのビデオカメラは、動画が「○○○.mov」というファイル形式で保存されますが、純正のSDカードリーダーを使用しても、このファイルをそのままiPadに取り込むことはできません。
そのため、パソコン(Windows、Mac)を使用してMOV形式のファイルをMP4形式へ変換する必要があります。
私はMacを使用していますが、変換には様々な動画の形式を変換することが可能な「HandBreake」を使用しています。
HandBreakの操作方法については、別の記事で詳しく紹介していますので、興味があればご参考にしてください。
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動画をiPadへ転送する

AirDropでファイル転送
動画をMP4形式に変換したら、「AirDrop」でデータをiPadへ送ります。
AirDropは、Apple製品間でファイルの高速転送が可能なAppleの技術で、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで高速転送が可能です。数百MBのデータも数秒で転送が完了しました。
iMovieで動画編集

iMovieで動画編集
動画が保存できていること確認したら、「iMovie」で動画を編集します。

プロジェクトに動画を読み込み
新たにプロジェクトを作成し、保存した動画を読み込むと1つの動画になります。とはいえ、動画を繋げただけでは味気ないし、不要なシーンも多いものです。
そこで、再生→停止→編集→再生→停止・・・と繰り返して編集作業を行なっていくことになりますが、iPad Proはこの一連の作業において全くストレスを感じません。
データ量の大きな動画を扱うのは、Macですらカクつくときがあります(私の使用しているMacは、MacBook Pro 13-inch Mid2014)が、iPadはなめらかに動くので非常に編集がしやすいです。
動画編集後に書き出し

動画ファイルの書き出し
動画の編集を終えたあとは、他人へ動画を共有できるようにファイルを書き出します。

画質を求めないなら360pで十分
見せたい相手の視聴環境によって変わりますが、相手が高画質で見る必要がなければ、「中-360p」で書き出すとファイル容量が小さくなり、自分にも相手にもやさしいです。
Google Photosにアップロード

Googleフォトは容量無制限の動画ストレージ
遠方の人と動画を共有するする場合は「Googleフォト」を使用します。理由は、動画が無料で保存できるからです。※1ファイルあたり10GBという制限有り

リンクを作成し、共有アドレスを取得
アップロードが完了したらGoogleフォトで動画を選択し、「リンクを作成」するだけで、誰でもアクセス可能な共有アドレスが手に入ります。
[memo title=”参考”]アドレスは「https://photos.app.goo.gl/〜〜〜〜〜」となります。このアドレスを知っている全員が見れてしまうので、相手が動画を見たら削除するなど、取り扱いは注意する必要があります。[/memo]
共有アドレスを通知

親戚にアドレスを送る
先ほど取得した共有アドレスを親戚に通知します。データ量が大きいため、必ず自宅(Wi-Fi環境下)で閲覧するように伝えます。
後ほど動画を見た旨の連絡があったので、忘れずに共有を解除します。
動画編集にiPadを使うメリット

iMovieで動画編集
[list class=”li-niku”]
- 再生・編集時のストレスがない
- MacのiMovieに慣れていれば、操作を覚えるのが楽
- 場所を選ばない(通勤中のバスの中でも、フライト中でもいい)
[/list]
正直、動画編集に関してまだMacに及ばない部分もあるが、iPad単体でも同等のモノは作れます。
同じような悩みを持つ“パパ”も多いと思うので、少しでも参考にしていただけると嬉しい限りです。
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