iPadの仕事での活動に関してネットで情報を集めていると、必ず突き当たるネタがあります。
「iPadはPC(パソコン)の代わりになるのか?」
これは、初代iPadのころからずっとネット上で議論されている話題です。
正直なところ、この問いに関しては使う人それぞれ環境や条件が異なるので、答えが出ないのは当然だと思っています。
ただ、この類のネタはそれぞれ見解が違っていて、非常に面白いのも事実。
そこで、今回は「自分の仕事をiPadに置き換えることができるか」という観点で書いてみました。
※この記事で「PC」と表記しているのは,WindowsもしくはMacに該当します
現状は難しい
いきなり結論ですが、私のケースでは、PCをiPadに置き換えることは”現状、不可能”です。
iOS11になってからは「Dock」や「マルチタスキング」といった機能が追加され、よりPCに近づいてはいるものの、WindowsやMacと比べると不便さが否めません。
以下,具体的に置き換えられない理由を挙げていきます.
資料作成時のストレス

資料作成にはOffice製品を多用
私は自宅のMacで仕事をすることも多いのですが、仕事の資料はMicrosoft Word、Excel、Power Pointで作成することがほとんどです。これは、企業に勤めている方であればほぼ共通していると思います。
私は「Office365」を契約しており、iPadにMicrosoft系の全アプリを入れてはいますが、iPadでは資料閲覧のために使用する程度で、iPad上で直接編集を行うことはほとんどありません。
理由は単純で、”操作性が極端に低い”からです。
Wordで文章を作成する程度であれば問題ありませんが、PowerPointで細かい図表の作成・修正を指操作で行うのは非常にストレス。この状況下では、マウスやトラックパッドの有り難みが良くわかります。
特に私の仕事では、PowerPointによるプレゼン資料の作成が多くの割合を占めることもあって、過去に何度かiPadでプレゼン資料作成を試みましたが、ストレス度合いが高く、すぐにMacを手に伸ばしていました。
現状、目の前にMacとiPadが並んでいて「さぁ資料を作れ」と言われたら、Macを取ります。ここについては、iPadがマウスに対応したら解決される問題かもしれませんが、それはiPadのコンセプトから外れてしまうのでアップルが提供する可能性は期待薄でしょう。
また,会社のPCで作成した資料をiPadで開くと,かならず図形や文字が崩れている箇所を見かけます.そして,そのズレを修正してまたPCに戻すと違和感が出る・・・といったことが起こるのも、iPadで作業したくない理由になっています。
PCの方が、痒いところに手が届くアプリが多い
当然ながら、歴史の長いPCの方がアプリケーションが豊富です。
そのため,作業をする際に色々なアプリケーションが使用できるのはとても強い武器になります.
iOSのアプリは「あと一歩のところで不便」というモノも多いため,PCの方がまだ便利です.
USBなどの端子がある
PCには,ハードウェア自体にUSB端子(Type A, Type C)やディスプレイ端子(VGA, HDMI),SDカードスロットなどが付いており,外部媒体に簡単に接続できます.
しかし,iPadにはLightning端子しかないため,アダプタなどを利用しない限り外部媒体と接続することはできません。しかも、そのアダプタがApple純正のものだと高価。
また,そのLightning端子も一つしかないため,とある用途で使用すると,他の用途で使用することができなくなります。
当たり前のようにそのまま外部媒体との接続ができるというこは、非常に重要なファクターです。
おわりに
色々と書いきましたが、結局はiPadとPCに得手・不得手があるということですね。
そこを自分の生活に当てはめてみて、どちらか使用しやすい方を選んで投資をするということが大事だと思います。
その判断(iPad or PC)をするための材料として、当ブログが参考になれば幸いです。
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